競技ピクトグラムは、参加国の言語の壁を越えて視覚的に各競技を表すためのマークです。
ピクトグラム本来の役割である「情報伝達」の機能を果たすだけでなく、大会のイメージを伝えるデザインアイテムとして競技会場ルックや様々な制作物に用いられる「装飾」の役割も持ちます。
そのため、第20回アジア競技大会の競技ピクトグラムは、ピクトグラム本来の役割を果たすためにシンプルなデザインであることを前提に置きつつ、大会エンブレムに用いられている円弧「グローリーブリッジ」をデザインコンセプトに採り入れ、アスリートのもつ躍動感や力強さ、スポーツの疾走感や「動き」を表現しました。
また、「グローリーブリッジ」とアスリートのシルエットを繋げることで、大会スローガン「IMAGINE ONE ASIA ここで、ひとつに。」にも通じる「調和」や「団結」といった想いも込めています。
これらを踏まえてデザインした今大会の競技ピクトグラムは、競技ピクトグラム全体として見た時にも統一感のあるイメージを与え、より個々のデザインの印象が強くなる「Resonate as One 共に響きあう」をコンセプトにしています。