2024年10月04日
谷本歩実さん(柔道)2年前イベントでトーク
愛知・名古屋2026のアスリート委員長を務める谷本歩実さんが、9月21日に名古屋・栄であったアジア大会2年前イベントに登場しました。
冒頭のセレモニーで、「さあ、感動の準備をはじめよう。Are you Ready?」と掛け声。
集まった観衆を前に、明るく軽快なトークと、世界を制した柔道の投げ技の一端を披露してくれました。
自身が活躍したオリンピックや、生まれ育った街で開かれる2026年大会への期待など、語られたエピソードの一部をご紹介します。
構成は、中野祐紀が担当しました。
冒頭のセレモニーで、「さあ、感動の準備をはじめよう。Are you Ready?」と掛け声。
集まった観衆を前に、明るく軽快なトークと、世界を制した柔道の投げ技の一端を披露してくれました。
自身が活躍したオリンピックや、生まれ育った街で開かれる2026年大会への期待など、語られたエピソードの一部をご紹介します。
■スポーツが盛んな愛知育ち
私は名古屋市生まれの安城市育ちです。愛知・名古屋は、皆さんもご存じのスポーツの盛んな土地柄です。
そんな愛知県は“スポーツ大国”なんです。前回の冬季北京オリンピックで北海道に抜かれてしまいましたが、それまでは愛知出身のアスリートの金メダル数が日本一だったんですよ。
会場にいらっしゃる皆さんも、おそらく小さいころから周りに自然とスポーツがある環境だったのじゃないかと思います。アジア大会が開かれる愛知・名古屋がそういう土地柄だということも、しっかり強調したいですね。
■アジア大会はアスリートの登竜門
2年後に愛知・名古屋で開かれるアジア大会は、アスリートたちにとっても登竜門です。アジア大会で結果を残して五輪に出る選手も多くいますから。
私も2004年のアテネオリンピックの前の02年釜山アジア大会で金メダルを取って、オリンピックに出場しました。
私は名古屋市生まれの安城市育ちです。愛知・名古屋は、皆さんもご存じのスポーツの盛んな土地柄です。
そんな愛知県は“スポーツ大国”なんです。前回の冬季北京オリンピックで北海道に抜かれてしまいましたが、それまでは愛知出身のアスリートの金メダル数が日本一だったんですよ。
会場にいらっしゃる皆さんも、おそらく小さいころから周りに自然とスポーツがある環境だったのじゃないかと思います。アジア大会が開かれる愛知・名古屋がそういう土地柄だということも、しっかり強調したいですね。
■アジア大会はアスリートの登竜門
2年後に愛知・名古屋で開かれるアジア大会は、アスリートたちにとっても登竜門です。アジア大会で結果を残して五輪に出る選手も多くいますから。
私も2004年のアテネオリンピックの前の02年釜山アジア大会で金メダルを取って、オリンピックに出場しました。
■国際大会で力になるのは…
アジア大会やオリンピックのような国際大会で海外遠征に行くと、やはり生まれ育った味というのが力になるんですね。私は必ず遠征先に赤みそを持って、赤だしを飲んでから試合に出ます。そうすると自分が落ち着いていられて、いつもの自分のパフォーマンスを発揮できる。だから、大切にしていましたね。
2026年のアジア大会には、45の国と地域から選手たちがやってきます。「母国の味が食べたい」といって、おそらく大勢が愛知・名古屋の街にも出られると思うので、ぜひおもてなしいただければと思います。
世界各地の国際大会では、治安の問題などで「選手村の外に出ないでください」「ホテルの外に出ないでください」という場合も多いものです。その点、愛知・名古屋は治安も環境もすごく良いところです。同じ日本であった2021年の東京オリンピック、パラリンピックの際は、感染症対策で選手たちは全然外に出られませんでしたから、たくさんの選手たちが今度の大会を楽しみにしていると思います。
■母国の言葉で応援を
国際大会では、アスリートたちと地元の私たちが触れ合う機会があります。バスの移動中や、試合中の観客席から母国の言葉で声をかけてもらえるととても嬉しいものです。
(選手団副団長として参加した)パリオリンピックの開会式では、セーヌ川に浮かぶ船に乗りました。すると、向こうの国の人たちが「がんばれー!」「こんにちはー!」「ありがとー!」などと、日本語で声援を送ってくれました。アスリートたちは、それだけで「歓迎されてるんだ」「頑張ろう!」という気持ちになります。
ぜひ皆さん、アジア各国の言葉で「ありがとう」や「こんにちは」、「がんばれ」という言葉を覚えていただいて、声をかけてください。
アジア大会やオリンピックのような国際大会で海外遠征に行くと、やはり生まれ育った味というのが力になるんですね。私は必ず遠征先に赤みそを持って、赤だしを飲んでから試合に出ます。そうすると自分が落ち着いていられて、いつもの自分のパフォーマンスを発揮できる。だから、大切にしていましたね。
2026年のアジア大会には、45の国と地域から選手たちがやってきます。「母国の味が食べたい」といって、おそらく大勢が愛知・名古屋の街にも出られると思うので、ぜひおもてなしいただければと思います。
世界各地の国際大会では、治安の問題などで「選手村の外に出ないでください」「ホテルの外に出ないでください」という場合も多いものです。その点、愛知・名古屋は治安も環境もすごく良いところです。同じ日本であった2021年の東京オリンピック、パラリンピックの際は、感染症対策で選手たちは全然外に出られませんでしたから、たくさんの選手たちが今度の大会を楽しみにしていると思います。
■母国の言葉で応援を
国際大会では、アスリートたちと地元の私たちが触れ合う機会があります。バスの移動中や、試合中の観客席から母国の言葉で声をかけてもらえるととても嬉しいものです。
(選手団副団長として参加した)パリオリンピックの開会式では、セーヌ川に浮かぶ船に乗りました。すると、向こうの国の人たちが「がんばれー!」「こんにちはー!」「ありがとー!」などと、日本語で声援を送ってくれました。アスリートたちは、それだけで「歓迎されてるんだ」「頑張ろう!」という気持ちになります。
ぜひ皆さん、アジア各国の言葉で「ありがとう」や「こんにちは」、「がんばれ」という言葉を覚えていただいて、声をかけてください。
構成は、中野祐紀が担当しました。
谷本歩実(たにもと・あゆみ)さんプロフィール 1981年8月4日生まれ。愛知県名古屋市生まれ、安城市育ち。柔道女子63kg級で2004年アテネ、08年北京のオリンピック2大会連続で、全試合一本勝ちで金メダルを獲得した。愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会では、アスリート委員会の委員長を務め、大会準備や運営に様々な助言をしている。 |